日本初の天然記念物、山高神代桜(ヤマタカジンダイザクラ)。
旧武川村(現北杜市武川町)の実相寺にある、ご長寿桜が大人気です。

昭和34年の台風7号で、主幹が折れるという被害にありながらも、多くの人の力を借りて樹勢を回復し、今なお花を咲かせるその姿には、思わず息をのむような堂々とした風格があり、見る人をひきつけます。

蕾の色が赤くて、ふっくらしています。
この古木の品種はエドヒガン桜といい、私たちがよく見かけるソメイヨシノの親の一方です。
ソメイヨシノは、エドヒガン桜の系の種と、オオシマ桜の雑種との交配でできたもの。

江戸時代末期から明治にかけて造園業者や植木職人の手で作られたとか。

エドヒガン桜は、長寿種として、知られています。
全国にも1500年とか1000年のものもありますが、2000年はすごいですね

今年が西暦2020年だから、そんな昔から生きて、花を咲かせていたんですね。
神話では、ヤマトタケルノミコトが植えたと言われているそうです。
また、1922年には国指定の天然記念物第1号に指定され、日本三大巨桜の一つになっています。

この神代桜は、実相寺という日蓮宗の敷地にあります。駐車場500円。

■所在地     山梨県北杜市武川町山高2763

■問い合わせ   ☎0551(26)2740 実相寺

■URL      https://www.jindaizakura.com/